大阪大学光科学センター
ニュース
イベント
センター長よりご挨拶
センター概要
構成・メンバー
活動プロジェクト
お問い合わせ リンク サイトマップ メンバー専用ページ English

←ニュース一覧に戻る
高校生のためのeラーニング(科学を信じる根拠は?)
2012年11月15日掲載
 

 大阪大学基礎工学研究科の井元信之先生による「科学を信じる根拠は?」というタイトルでeラーニングが行われました。参加校は三島高校、尾道北高校、観音寺第一高校、松山北高校です。
 今回は「科学とえせ科学の区別について」と「量子力学について」の2つのテーマで講義が行われました。最初の「科学とえせ科学の区別について」は「どのようなことなら信じるか」という話題から始まりました。たとえば、マイナスイオン効果、血液型正確判断、原子の存在(当時は議論が分かれていた)など、科学とえせ科学の区別が付きにくい問題があります。さらに、「信じるとはどういうことか?」、「科学の法則はどのようなときに信じられるといえるか?」、に話題が及びました。エネルギー保存則などの科学の法則はすべての場合をもれなく実験することは不可能です。それでも科学の法則が信じられているのは、異なる局面でもその法則の適用できるかどうか調べられ、帰納的に推論して理解されてきたからです。

 後半は量子力学についてのお話がありました。量子力学によれば光は波の性質だけでなく粒子の性質も同時にあわせ持ちます。逆に、電子などは粒子の性質だけでなく波の性質も同時にあわせ持ちます。このような、日常経験からはとても信じられない内容ですが、様々な場面で検証され、帰納的に推論されることにより、広く信じられるようになりました。

 高校生からは化学で習う電子の軌道、宇宙開闢(ビッグバン)について、SF小説に出てきたという量子力学の多世界解釈など、多数の質問が寄せられました。